止血・癒着防止用外科手術装置
開発の状況と今後の開発
■開発状況1:ブタによる癒着防止・止血・シーリング効果の確認
ブタ臓器モデルで実施した実験において、本技術により創傷面に形成された過飽和CMC-Naゲル被膜が、癒着防止・止血・シーリングの効果を発揮することを確認しました。

創傷面の止血

剥がれないゲル被膜の形成

シーリング効果
■開発状況2:ウサギによる有効性・安全性の確認
2006年よりウサギの子宮・卵巣全摘出モデルで癒着の有無を評価。術後に安楽死させ、臓器間の癒着をスコア化して評価しました。処置群では癒着の抑制が確認され、重度癒着防止率は90.5%、p=0.00013と有意な結果を得ました。

対照群のスコア評価

処置群のスコア評価
対照群、処置群のスコア評価結果

対照群、処置群の癒着防止率